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Q14. これから必要な教育とは?


A14. 「人間とは何なのか?」など本質的な問いに対する回答


解説:

なぜ教育が必要なのか

「将来、生活や仕事で使わないなら、なんでこんな複雑な数式を覚えなくちゃいけないの?」 子供の頃に素直に感じた疑問ですが、同じように感じていた人は意外と多いのではないでしょうか。

アオウミガメは孵化後に海を目指して一人で歩き始め、海に入れば自力で泳ぎ、餌を捕りながら生きていきますが、 人間は未熟な状態で生まれ、一人で生存できるようになるまでにそれなりの年数を要します。 生まれたばかりの赤ちゃんは一人では何もできませんから、自立して社会で生きて行けるようになるまでには教育が必要になります。 そういう意味では、人間にとっての教育とは「人間になることを教えること」ともいえますが、 「人間とは何なのか」が明確に解らない状態では、いったい何を教育すればいいのでしょうか。

「人間とは何なのか」「生きることは何なのか」が明確でないままで、自分の人生とつなげて 数学・国語・物理・化学・歴史・社会などを習い・覚えることの意味を、子供たちはどこに見出せば良いのでしょうか?

振り返ってみれば企業でも同じような光景が見受けられます。経営陣からは毎月のように売上の目標や 前年より厳しい目標を命ぜられ、ストレスに苦しむサラリーマンは「なぜこの目標を達成しなければならないのか?」と 疑問を呈しますが、返ってくる答えは「もっと利益を出さなければならないから」。

この「もっと稼がなければならない」というお金を目標とした理由だけではモチベーションが上がらず、 仕事に意味や価値を見出しにくくなり、意味や価値を感じなければ就職さえしない若者も増加しているのが日本の現状ではないでしょうか。


今までの教育の一番の盲点

純粋な「なぜ?」に答えることこそが、これからの時代に最も必要な教育ではないかと感じます。

子供たちだけでなく、大人も悩んでいる純粋な疑問、本質的な問いに答えることができないままでは、 学級崩壊も、会社で人が壊れてゆく今の世の中を変えることはできません。 「人間とは何なのか」「生きることは何なのか」が明確に理解できない状態で「生き方」と「知識」を学ぶことは、 「私が誰で」「どこに向かっているのか」も分からない状態で「歩き方」や「服・宝飾」を身に着けることと大差ないように思えるのです。

人間とは何なのか。まずは、その答えを明確にした上で、自分が何者で、どこに向かおうとしているのかを明確にした状態で、 歩き方(生き方)や服装(知識)を整えてゆくことが、本当に美しい在り方だと感じます。

なぜ人は分かり合えないのか、なぜ争いはなくならないのか、人はどこから来てどこへ行くのか、このような本質的な 問いに答え、それを超えることができる教育を伝えていくことこそ、これからの時代に最も必要な教育です。


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