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Q10. なぜ人は分かり合えないのか?


A10. 自分の認識の画面から出れないから


解説:

認識の画面

みなさんは、こんな経験をされたことはないでしょうか?
・ 同じ目的に向かっているつもりが、意見の食い違いで分裂してしまった
・ もっとこうすれば良くなるのに、言うことを聞いてくれない
・ そんなつもりじゃなかったのに、誤解されてしまった
・ 喜ばせようと思ったのに、逆に怒らせてしまった
・ 好きな人に振り向いてもらえない
・ 約束したのに、いつも時間に遅れて来る

多くの人が、一度はこのような経験があるのではないでしょうか。なぜ、この世はなかなか思うようにならないのでしょう?実は、こうなってしまうのには原因があるのです。それは、「今まで一度も自分のイメージ体系、認識体系から出たことがない」ということです。

誰しも生まれてから今までに、人によって様々な経験を重ねて生きています。AさんとBさんでは、両親も違えば、幼い頃に何をして遊んだかも違いますし、中学・高校時代に没頭した趣味も、興味を持って学んだ科目も異なります。国が違えば、覚えた言語も、その地域の常識も、歴史観も、倫理感もまったく異なってきます。こうして、それぞれが経験からつかみ取ってきた考え方などから、大小の差はあれどバラエティに富んだ個性的な価値観・判断基準が生まれます。


コミュニケーションはズレを生むもの

違う人生を歩めば、人それぞれの価値観や判断基準が作られるのが当然としても、普段の会話では「こんなこと言わなくても分かってるよね」と無意識に思っている前提条件や、「これぐらい常識として当然でしょう」とあえて話さない事柄に対するイメージまでも、人によってその解釈が異なるとすれば、どうなるでしょうか。

「相手の立場に立つ」ということは本当に難しくて、私もなかなかできていないのですが、裏を返せば、それは常に「自分の認識の仕方、自己流の判断基準」で物事を見聞きしているということに他ならないと思います。人間の脳は、基本的に「自分の考え方は間違っている」とは思わないように出来ているので、よほど意識しない限りは「自分の判断基準は正しい」と無条件に信じています。

この無意識的な考え方をベースにコミュニケーションをするので、本当は分かり合いたいと思ってコミュニケーションをするのに、結果的にはコミュニケーションをすればするほど、微妙な認識のズレや相手のイメージに対する誤解を蓄積し、自分の中に勝手な「私から見たAさん像」を作り、相手も同じように「勝手なあなたのイメージ」を作って蓄積してしまっているのです。

このような認識の仕方を続けていった先に、自分の望む人間関係や人生を創造することはできるのでしょうか?

これまでの認識の仕方、人間の五感覚と脳に支配された認識方式では限界があります。これまでの科学技術を総動員しても、自分の脳と五感覚に固定された観点から、観点を移動させることはできません。ですから、本当に人と人が分かり合う為には、観点を次元上昇させることのできる認識技術が必要なのです。



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